最強ソフトバンクという守りのチーム?
日本シリーズを制した福岡ソフトバンクホークス。史上初のシーズン100勝するのでは?とも言われるほどの強さでした。
中でも抑えのサファテ投手。セーブ数は50を超えてしまった。
これはものすごい記録ですけど、セーブ数と言えば中日ドラゴンズの岩瀬投手。
落合中日を支えた大守護神ですが、そういえば当時の中日ドラゴンズは接戦が多かったよね。(点が取れないとかは別の話)
一方、圧倒的な打力でセリーグを制した広島東洋カープ。なのに、セリーグのセーブ王は阪神タイガースのドリス投手。
おや?何かおかしい……優勝は勝ち数が多いから成せるはずなのに、セーブ王は二位の阪神。
そうなんですよね。
三点差以内なら、勝ち試合で最後の投手にセーブがつきます。
なのにソフトバンクは最強だったの?
こうなると、チームの強さとは一体なんなのか?となりますけど、最強ソフトバンクと呼ばれたチームのエラーがとにかく少なかった。
攻撃は、最大の防御じゃないじゃん……
ということで、僕が注目したかったのはショートの今宮選手。そして広島セカンドの菊地選手。
そして言いたいのは、豪速球です(笑)
三遊間とゲッツー
内野安打になりやすい三遊間のゴロ。そして、試合に大きな影響を与えるゲッツーですね。
これがアウトなのかセーフなのかは、メチャクチャ差があると感じています。
なんか……凄い当たり前なことを言ってますけど……ふう船大丈夫かな……
大丈夫です!
まずは三遊間のゴロね。
まぁ普通はファーストへワンバウンド送球ですよ。でも、ワンバウンド送球だとワンバウンドしてる間にセーフになっちゃうんですよね?
これは飛んだコースが良かったんだ。仕方ない。
こう思うのも普通なんですけど、世の中にはアウトにしてしまうショートがいるんですよね?
まぁ今宮選手の豪速球は凄い!高校時代にピッチャーとして150キロ超えてましたけど、本職じゃなかったんですよね。
例えば高校野球でピッチャー、プロ入りしてから野手転向という話は多いですが、それはピッチャーとしてプロでは通用しないという理由じゃないかな?
もちろんバッターとして魅力があるから!という理由もあるけど、これは両方ありますよね?
投手としてプロでは通用しない
ボールが遅い コントロールがない
打力はある
長打が打てる 打率がいい バットコントロールが上手い
こうなれば、プロ入りする理由は野手転校ですよね。ただ、守れるかは別の話。あくまでバッターとして評価されてプロ入りしてますからね?
じゃあ、もし打てなかったら?
プロとして通用する、生き残る武器がないです。ということは、プロの野手として必要な肩は、140キロでは辛いということですね。
僕ね、ここに疑問があるんですよ。
ピッチャーの球速は重要視するのに、どうして野手の球速は重要視しないの?
捕れればいいのかな?そんな事はないですよね?
今宮選手や菊地選手は、守備範囲がメチャクチャ広いです。今宮選手なら、周辺のフライなら全部捕っちゃうような映像が目立ちますよね?
菊地選手も同じで、あんまり豪速球がピックアップされることはないです。
でもね、打球に追いついても一塁をアウトにする豪速球がないと、ファインプレーにはならなくないですか?
確かに、抜けていれば一点だったという場面もあります。守備範囲は重要!
でも、この二人は違うんですね。散々書いてますけど、豪速球があるんですよ。
今宮選手は高校時代に甲子園で150キロ超えの映像があるので豪速球なのはわかりますが、菊地選手に豪速球のイメージは少ないかもしれません。やっぱりよく見られるのは守備範囲でしょ?
まぁね、菊地選手のゲッツーが速いこと速いこと。6-4-3のダブルプレーとか見てみて下さいな!ファースト新井さんのミットがすっ飛んでますから(爆)
広島戦を見ていると、ゲッツーの感覚がおかしくなります。打った瞬間ギリギリゲッツー取れるかなぁって打球が、ファーストにカメラが向くと結構余裕だったりしますので。
とにかく菊地選手の送球が速い!もちろん今宮選手の送球も速いです。みんなゲッツーになっちゃう。
ツーアウト一塁とチェンジでは、天地の差がありますよね?もしゲームセットなら尚更です。
そんな中、どうして未だに外野手の肩に注目が集まるのかわかりません。最近捕殺って見ないよね?
僕ね、コリジョンルール適用から捕殺が増えると思ってたのよ。キャッチャーがブロック出来ないなら、二塁からホームへ行くランナーが増えると思っていたから。
そしたら逆だった(笑) 投げても間に合わない!
確かに肩のいい外野手の場合は走らないけど、まぁクロスプレーは減りましたね。(イチロー選手のレーザービームが懐かしい……)
そう!ということは、今のプロ野球で豪速球が投げられる選手が必要なのは、内野なんですよ。特にショート・セカンド!
ショートはまぁいいとして、日本でのセカンドは小柄で弱肩のイメージが多くない?もうね、菊地選手のゲッツー見てると、セカンドこそ150キロが必要でしょ?って思いますよ。
実際、凄い球投げてるから。
前回記事の話じゃないけど、内野手でも豪速球が求められてると思いますね。
守備の強さがチームの強さになりつつある
昔から野球は投手八割と言われてますが、常勝チームはやはり守備がいいと思います。
バッティングは水物なのかな? 打たなきゃ勝てないのは当然ですけど、シーズンで見るとそうでもないかな。
特に短期決戦では難しいよね?打てない時は打てないからね。
でも、守備ならある程度は計算できると思います。バッティングに比べればだけど。
ファンは打撃戦に興奮するけど、やってる本人たちはそれだけで戦ってないからね。勝つって意味なら、守備力は絶対に外せない要素です。
中でも最強ソフトバンクは、抜群の守備力を持っています。もしかすると、プロで生きるには守備から入ってもいいのではないか?と言っても大袈裟ではないかもしれないね。
どうしても派手なバッティングに注目が行きますが、ゲーム全体で考えると流れがあるんですよね?
そんな流れを変えるのは、一発のホームランだけではないと。
そんな守備からの流れを考えていたら、WBCのレフト内川選手のファインプレーを思い出してしまった!あれも凄かったし、大きいプレーでしたね。
今は甲子園を見ていても、140キロ台が当たり前みたいになってます。レベルは上がってるんだよね?
だからこそ、内野手の150キロ級がもっと出てきてもいいとは思ってます。
内野の守備範囲が広い選手はいますが、三遊間をノーバウンドで投げるショートが出てきて欲しいなぁ。
これは、イメージや意識の問題でもあると思うんですよ!チャレンジするショートが日本にいないに等しい!
メジャーだと、当たり前に投げてるけどね……
日本人にはできない。上半身の強さが違う!
このような先入観を持たない選手が、時代を作ると思いますね。これができたら、かなりの戦力だよ?