ピッチャーがフォームを変えるのは危険なの?
シーズンも終わり、プロ野球は来期に向けてのチーム作りに入りましたね。この時期に騒がれるのは移籍や引退ですが、どうも最近気になる事があります。
それは、怪我ではないのに若い選手の実力が下がっていること。その理由が、フォームの改造みたいなんですよね。
特に、投手のフォーム改造が選手寿命を縮めています。
日本は海外と違って型にはめる指導法が多いですが、そろそろ見直す時期に入ったのかもしれませんね。
フォーム改造や肉体改造も、情報過多でおかしな方向へ行ってるかもしれないです。
ただね、正解はないと思うんですよ。だからこそ、指導法を考えて個性を生かす必要があるとも思いますね。
知らないのは損ですけど、知りすぎるのも問題って、なんだか本末転倒な話ですよ。
中でも今年戦力外になってしまった京大初のプロ野球選手、田中投手は印象的でした。
プロ入りは、MAX150キロ近いストレートでロッテのドラフト二位指名。凄いですね!
それが、今年三年目で見る影もなくなってしまった。そして戦力外。
僕みたいな素人が言う事ではないですが、どうも原因はフォーム改造にあったようです。京大に現役で受かる人ですからね?頭はいいんですよ。
それなのに上手く行かなかった。ここまでフォーム改造が実力に影響するとは、今まで思っていませんでしたよ。
そんな田中投手をきっかけに、探してみるとフォーム改造が失敗で上手くいかない選手がたくさんいたんですよね。
でも、今ある課題克服の為にフォーム改造をしているはず。特にコントロールで苦しむピッチャーがフォーム改造するケースが多いかなと。
そこで、僕的に思う伸びてる投手の特徴を上げてみると……
ストレートが速くなっている!
なんですよ。でね、逆に成績が落ちてる投手の特徴を見ると、ストレートが遅くなってるんですよね。
この辺は、考え方の違いかなと思ってます。
ストレートの速いピッチャーは、よくこう言うんですよ。
「甘いコースでもファールになる」
でも、一概に言えませんよね?失投はヒットになりやすいからね。それでも確率で言えば、バッターなんて三割で一流ですよ。1つでもキレる変化球があれば、タイミングは外せると思います。
あれ?ピッチャーにとってコントロールは重要なはずなのに、左右ではなく奥行きで勝負も出来るじゃん?
ということは、四死球さえ少なければストレートが速いに越した事はないのでは?と、思ってしまいますね。
で、コントロールの悪いピッチャーがフォーム改造してコントロールを付けようとしてる現実。
多分、怪我防止のフォーム改造もあると思うけど、それって本当なのかわかりません。
もちろんコーチも一流なので、間違ったことは言ってないはず。なのに上手くいかない。上手くいかないどころかダメになってるケースが多々ある。
ダメじゃないね。良くなってない、かな。
かといって、フォーム改造以外に何があるの?と聞かれると、長所を伸ばすくらいしかないんだけど……。まぁ、とにかくフォーム改造で伸び悩む選手が多いのは確かなんですよね。
じゃあフォーム改造はしない方がいいじゃん?と思いますけど、最近思うのは、自分の体に合ったフォームならって気がしますね。
やっぱりね、答えは複数あるのよ。だから曖昧なんだけどね。
一言なら個性。自分で色々試してみて、自分に合った、納得てきるフォームが理想のフォームなんじゃないかなぁと思います。
一番力を発揮できるフォームですね!
ピッチングフォームにも基本はあります。でも、一人一人の体って違うんですよね?
例えば腕が長いとか、手が大きいとか、同じ185センチの体でもどこかに差がある。それこそ筋力や体のクセなんかもあると思う。
身長・体重が同じでも、細かい部分は違うんですよね。それで同じ方法で野球をやるのは、変じゃないかな?と思いますよ。
僕ね、教える側は成功例の多い基本を教えると思うんです。クセのないフォームってやつですね。
でもこれ、考えようによっては、バッターも慣れてるフォームとは言えませんかね?タイミングも取りやすいフォームになっちゃう。
専門的な事はわからないけど、例えばコントロールに苦しんでる阪神の藤波投手。
凄いよね!160キロ出すからね!! なのに、どうしてこうなった?
クライマックスシリーズを見ましたけど、良くなったって印象持った人いる?全然バッターと戦ってない、ただコントロールだけ気をつけて投げたら結果は良かっただけじゃない?あれで一年投げれそう?
僕はそう思わなかったなぁ。インステップの何が悪かったのかわからない。どうして直したの?コントロール?ありえないよね?
コントロールが大事なのはわかるし、四死球でパッカーンは大量失点になるのもわかる。でも、怖さがなくなったピッチャーが通用するとは思えない。
だって、進化してるのはバッターも同じだからね?最近の先発投手が完投できないのは、スリーツーまで行くバッターが増えたからじゃないの?
それと通称ツーシームね。とりあえずここではシュートして落ちる球としますよ。
これに左右の厳しいコントロール必要?そもそもバッターの芯を外して打ち取る球でしょ?極端だけど、真ん中行ってもいいんだよね?
それなら、今年日本が全く打てなかったアメリカ戦のように、150キロ近いツーシーム投げた方がいいよね?
もし今最速のフォームを持ってるなら、そのフォームでも怪我をしにくい体を作った方がいいと思う。改造するとボールが遅くなるし、ピッチャーはフォームばかり気にしてて、見てるファンも熱くなれない。
ファンあってのプロ野球!だよね?
スピードがあってコントロールが無いなら、もっとスピードを上げてみる
この方がね、投げる本人は楽しいと思う。
フォームなんて、すでに150キロ出せるんだからいいんですよ。故障しやすいフォームだから変えるって言うなら、力を抜いて投げればいい。全力でやるから故障する。だからもっとスピードを上げればいいと思う。
チャップマンなんて、159キロで調子悪い?とか言われるしね!
日本じゃありえない……でもね、運動会で転ぶお父さんと同じだと思うよ。体が出来てないのに、全力でやるから故障しやすくなる。
故障しやすいフォームで軽くキャッチボールして、故障はしないでしょ?これも極端過ぎだけどね(笑)
でもね、的はずれではないと思ってるよ?現に一流選手は、バッターならインパクトの瞬間だけ、ピッチャーならボールを離す瞬間だけ力を入れるって言う選手がいますからね。
やっぱりね、正解は自分が結果を出せた方法になると思う。色んな意見の中から自分で選んで、成長するんだと思いますよ。
だから僕ね、ピッチャーの一番の魅力はスピードだと思っています。もちろんノーノーとかもあるけど、スピードってたった一球だよね?あの数字だけで、昨日の常識が非常識に変わるんですよ。
「あいつ、フォームメチャクチャだけど170キロ出るんだよなぁ……天才だわ」
こうなるんですよね?(まぁ、そんなピッチャーのフォームがメチャクチャな訳ないけど……)
とりあえず直そうとは思わないかと。
是非ね、速球投手でコントロールがないなら、もっとスピードにこだわって欲しいと思いますね。
八分の力で150キロ超えましょう。力を抜いてるので怪我防止にもなりますし、コントロールも勝手にしやすくなりますよ。
フォーム改造して、怪我はないのに球が遅くなってコントロールが良くなったから打たれるよりは、いいと思いますけどね。
ではまたー!
がんばれ!ノーコン速球投手!!