【2017】WBC優勝はアメリカ。改めてツーシームの威力を感じた見事なゲームでした

2017、ふうの勝手にWBCも最終回だよー。

ムフフ…やっと予想が当たった喜びは置いといて、ついに野球の母国アメリカが初優勝しました。

今大会、アメリカチーム最大の武器は投手力でした。

中でも日本打線がゴロの山にされたツーシーム

でね、

 

ツーシームって一体どんな球なの?

 

となると思う。

 

落ちる球 少し曲がる球

なのに球速は150キロを超える。

 

なんなんだ?この球は?

 

シームとは、英語で縫い目を表す。

昨日千賀投手が高めのフォーシームで空振りを奪ってましたが、これが日本で言うストレート。

で、ツーシームは?というと、これもストレートなんですよ。

 

要は、縫い目の使い方なので投げ方になります。

ボールを回転させると、一周するときに横に並ぶラインが4回来るのがフォーシーム。2回がツーシーム

縫い目が1回転で4回来るという事は、上への浮力が強くなる。対して2回だと、上への浮力は小さくなってボールは沈む。

 

スピード表示は初速なので、150キロを超える沈むボールの完成!となる。

 

で、バッターはボールの少し下を狙ってスイングしますよね?

でも、ツーシームは沈むストレートだから、内野ゴロになっちゃう訳です。

いや、それでもよくわかんないんだけど?ツーシームって、落ちたりシュートしてるじゃん?

それはね、応用編です。

シームは縫い目なので、どんな球でもフォーシームとツーシームがあるんですね。

 

鋭く曲げるならフォーシーム。 ちょっと動かすならツーシーム

 

その中でも、今は低めからわずかに沈むツーシームストレートが主流。準決勝で日本打線は、このシンカーほど変化しないツーシームにやられた。

今日のプエルトリコも、このツーシームにやられました。

じゃあ日本もツーシーム投げればいいじゃん?

 

これがね、縫い目の高さで日本の球は効果が薄いみたい。

ボール変えるしかないな!

 

でね、例えば千賀投手のフォークがお化けフォークと呼ばれるように、同じ球でも個人差があるのよ。

ふうもツーシーム使えばどぉ?って思うけど、選抜高校野球を見ててもツーシームは投げてないね。

これだけ野球を頑張ってる球児たちが、ツーシームを投げないのはおかしい話。

 

おそらくだけど、使えるボールにならないんだろうね。

 

それと、今主流のツーシームは、スリークォーターと呼ばれる投げ方なのよ。

 

これがいないない。

ほぼオーバースローなんだよね。

 

確かにね、僕もオーバースローからのコースギリギリに決まるフォーシームストレートは大好きです。

 

水泳の北嶋選手くらいキモチィ~!ってなる。

 

で、面白かったのが、野球って高めには投げるな!ってのが常識。

結局は、目線に近いので捉えやすいのが理由だけど、今のメジャーのバッターって低めのツーシームに慣れてるから高めのフォーシームストレートが面白いように空振ってた。

昔はホームランボールだったのにね。

それで、手元で小さく曲がるツーシームは、引き付けないとボールの終着点がわからない。

だから予測した位置にバットを出すと、芯を外して凡打になっちゃう仕組み。

 

メジャーリーガーで足を上げるバッターが少ないのは、このツーシーム対策なんだよね。

 

ではては、これから日本はツーシームに対してどうすんのよ?ってなるけど、やっぱり野手がドンドンメジャーに挑戦するべきだね。

メジャーリーガーの青木やメジャーだらけのプエルトリコでさえ打てなかったツーシームだから、これはもう慣れてないでは打てない球になってる。

 

慣れてても打てないんだから。 コリャマイッタぞ…

 

だけど、今回のアメリカは投手力が目立つ結果になったけど、僕は少ないエラーにも注目したい。

ほんと守備が上手かった。メジャーのゴールデングラブがきっちり守ってた。

日本もそう。菊地のような規格外が何度もピンチを救った。

 

2017WBCの決勝、アメリカは八点取ったけど、それまでは最小失点を守るスモールベースボールのようだった。

 

打撃ランキングを見ても、アメリカの選手がいない。それでも優勝しました。

これまでのイメージとは全く違う野球で、アメリカは頂点に立ったと思う。

 

なんかもうブンブン振り回してブンブン速い球投げ込んでパワーパワーみたいな事がなかった。

振りもコンパクトだったし、徹底してるようにも見えたね。

 

ツーシームではないけど、打撃も少しずつ変化してるのかな?

もちろん強打する場面は振るけどね。

 

山田選手のように、体格的に不利でもホームランを連発してしまう規格外も、日本に現れた。

 

今後も、どんな選手が出てくるのか楽しみになりますね。

 

ところで、小久保ジャパンは終わりなのかな?終わりなら、次の監督は誰になるんだろう。

僕はね、個人的には経験豊富な権藤投手コーチの存在が大きかったと思ってる。

 

小久保監督は、経験の意味では弱かったから。

今回優勝したアメリカの監督は、22年メジャー監督を勤めた名将。

 

そうなると…原監督しかいなくねぇ?もしくは代表常設するならコーチ陣から監督でもいいと思う。

稲葉監督誕生か?

 

まぁ楽しみは尽きないけど、2019プレミア12。2020東京オリンピック。2021年第五回WBC

 

次の監督は大変だぁ!

と、思うでしょ?

2009年WBC監督の原さんは、現役の巨人軍監督だった。

 

ならさ、常設しなくてもいいんじゃね? もしくはアメリカ人監督でもいいんじゃね?

 

外人監督って、なんだかんだ日本で人気あるよね?

 

それでも理想は、プロ野球レジェンドによる常設ドリームジャパンがいいけどね。

 

さてさて、次の監督が誰になるのか楽しみだわ!

 

じゃ、2017WBC最終回の手紙置いてくぜ!

またな~!パーン