人気のセ、実力のパがどうしてプロ野球に存在するのか?

人気のセリーグ、実力のパリーグ。昔から言われていることだけど、ここ数年の日本シリーズでは本当にセリーグが勝てない。

 

これは交流戦でも言えることだけど、昔から言われていることがいまだに通じてる。

 

なんでかなぁ?と考えたけど、単純にドラフトの差と言う意見が多かったよね?セリーグにスター選手がくじ引きで来ないとか。

 

確かにそうなんだけど、それよりもセリーグパリーグが決定的に違う理由をようやく見つけてしまった。笑

 

たまーに言う人はいるけど、ドラフト程ではない理由。それがDHにあると思いますね。

そこまでDHに差があるの?

試合はセリーグパリーグも同じ条件でやります。でも、パリーグ主催ゲームはDHが使われます。

 

このDHの影響だけど、打線に切れ目がなくなるので打撃戦になりやすい特徴があります。

 

でも、パリーグのチームがDHを使うのと、セリーグのチームがDHを使うのでは全然違ったのですね。今までそこまで意識してなかったよ……

 

だってDHは打撃専門なので、ピッチャーよりもマシという感じで見てしまうんですよ。セリーグ目線で言うと、今まで代打で一打席だった選手に四回は打たせられると思えるんです。

 

これが落とし穴なんですね。だからセリーグパリーグに勝ちにくい。

 

パリーグのDHは、シーズンを通して打撃専門の選手を置いているんですよね。

 

この考えで、シーズンを戦うチーム編成をしてます。一方セリーグは、守れない選手をベンチに置くことはほぼないし、代打専門でベンチに置くこともほぼない。

 

だから、打撃専門でベンチに入れる確率はパリーグより低いのは当たり前。これは選手層の厚さも関係するけど、セリーグが守れない外国人を代打専門でベンチに置くことはほぼないですよね。

 

これが、パリーグでは普通にある。DHがあるからですね。

 

ではセリーグもDHを意識した補強をすればいいんじゃないの?と思いますが、それは無理でしょう。

 

それよりも、有望な若手にベンチ枠を用意した方がシーズンを戦いやすいのでね。将来性も含めて。

 

そんな交流戦日本シリーズで強いのは、打撃の強いベテランを抱える巨人だったりする。

 

巨人は巨人で他の問題もあるけど、他のセリーグチームに比べてDHに困る年は少ない。

 

そして、DHで使う選手がクリーンアップに座るケースも多い。パリーグでは当たり前にある。

 

これができるセリーグのチームがどれだけあるのか?

 

この差は、とても大きいと思いますね。

 

なぜ僕はこのDHの差に気づかなかったのか?不思議に思うほどですよ。

 

チーム戦略や選手の短期的調子もありますが、打撃専門でクリーンアップを任せられるほどの選手がセリーグのDHにいないんですよね。

 

これを任せられるのが、ベテランの強みだと思います。例えば、代打の弱いチームにDHでクリーンアップを任せられる選手はいないでしょう。

 

この打撃差は大きいよね。シーズンにしても交流戦にしても、一人怖いバッターが打線に加わるだけで全然違う。

 

当然資金の問題もあると思うけど、単純にセリーグはDHが弱くなっているチーム編成になってしまう。

 

セリーグパリーグに勝つには、ベテランの使い方が重要になりますね。

チームの若返りもいいけど、セリーグにベテランの代打は絶対必要

阪神で流行った代打の神様。ベテランと若手が融合している広島など、こういったチーム編成だとDHが弱くなるのは考えにくいですね。

 

でも、今のセリーグは若返りが流行ってます。そうなると、代打専門のベテランをベンチに残すのは難しい。かといって、打撃専門で外国人を取るのはもっと難しい。

 

しかし、それではパリーグには勝てない。DHの差を埋められない。

 

ベテランは経験という武器が最大に思えるけど、実績があるから長い野球人生を送れるんですよね。

 

単純に実力があるということになります。そんな選手もDHのポジションを求めてパリーグに流れてしまう。

 

ベテラン外国人も、その傾向はありますね。

 

こう考えると、代打専門をベンチに置けば、セリーグの方がパリーグより強いと思えますよ。

 

セリーグ主催では、DHがありませんからね。

 

交流戦を見ると、セリーグでの一位は巨人のみ。どう考えてもDHにクリーンアップ級の選手がいるからでしょう。

 

今年の広島がソフトバンクに並んで交流戦を終えられたのも、ベテランの代打がいたからだと思います。もちろん、クリーンアップを任せられる程の打者がね。

 

人気のセと実力のパの差は、DHにある!

 

一概には言えないけど、これがものすごく大きい差だと思いますね。