セニカは一体何回過ぎ去りし時をやり直したの?
恒例の、時のオーブ破壊シリーズです!(笑)
を書きました。カッコイイですよね~ホメロス!で、その他の破壊シリーズはこちら。
今となってはウルノーガもベロニカも内容が変わりそうですが……まぁ楽しめると思います。笑
ということで、今回は賢者セニカを書いてみようと思います。これはマジで難儀だぁ!
セニカと言えば、
時の賢者の時にすでに時のオーブについての知識が濃い。
ケトス覚醒で悪夢からの目覚めが思い出の木に追加された。
後は、ニズゼルファ封印の様子がすでに二回目に見える事ですね。
では、いってみましょー!賢者セニカ編!!……でもスタートがまだよくわからないけど……それにいにしえのセニカと伝説のセニカは別人というかベロニカとセーニャっぽいし……
まぁいっかぁ!(笑) セニカ別人編です。皆さん楽しんで読んで下さい。
では、今日も楽しく一人称風考察小説、イクぜイクぜぇー!
と、その前に。物語はロトゼタイシスと思われる世界(異変後の世界)から始まります。
私は伝説の賢者セニカ
後に聖地ラムダとなるこの地で平和に暮らしていたある日、突然ロトゼタシアに厄災は訪れた。
空から現れた邪神による終末の炎。命の大樹は……燃やされてしまった。
何が起こったのかわからない。気づいた時には、ロトゼタシアは暗闇におかされていた。そこに光を照らしたのが、ローシュだった。
「邪神ニズゼルファを封印する。セニカ、力を貸してくれ!」
彼のまばゆい光の瞳に、私は小さくうなずいた。ローシュは魔法使いウラノスと、戦士ネルセンを連れていた。こうしてロトゼタシア中を駆け巡ったローシュの仲間集めは終わり、私たちは邪神ニズゼルファの討伐へ向かったわ。
誕生!勇者の剣
仲間と共に、私はいにしえの時代に作られた勇者の剣を作った。これが、いにしえの勇者が邪神ニズゼルファを倒した伝説の剣なのね。
そして私たちはニズゼルファと戦った。その強大な力の前に、ローシュは初めから悟っていたのね。
だからあなたは、ニズゼルファを倒すとは言わなかった……
ローシュは命懸けで、ニズゼルファの肉体の封印に成功した。
時間が巻き戻っている?
激闘から数日……経過しているはずだった。ベットで目覚めた私は、窓から見た外の景色に驚いた。
邪神ニズゼルファが燃やしたはずの命の大樹がある……どうして?
聖地ラムダの人々は、誰一人気づいていない。その話をしても、頭が痛いと話すだけだった。
一体何が起こったの?
私は勇者の星を探した。やっぱり……勇者の星がないわ……
その時だった。私の前に現れたのは、ローシュだった。
「邪神ニズゼルファを倒す!セニカ、力を貸してくれ!」
やっぱり時間が巻き戻っている……。
疑問を抱きながら、私はケトスに乗り移った。でも、ケトスは命の大樹へ向かっていた。私は夢を見ていたの?
「ローシュ?」
「あぁ。今から命の大樹に眠る、いにしえの勇者が邪神を倒した剣を取りに行く!」
いにしえの勇者の剣?そんな物が命の大樹にあったなんて……。
「そうだろ?ウラノス」
「うむ」
ローシュとウラノスは微笑み合ったわ。そして私たちは、大樹の魂にたどり着いた。ローシュの手にある勇者の紋章が輝き、大樹の魂から勇者の剣が現れた。
ローシュは剣を手に取ると、笑顔でそれをウラノスに見せる。でもなんだろう?この嫌な予感は……。
その時、隣を歩くウラノスが私に呟いた。
「あれこそ真の勇者の剣。ここはロトゼタシアだ」
私は思わず足を止めた。ウラノスには記憶があるわ。でもわからない。ここはロトゼタシア?なぜわざわざそんな事を……。
私はウラノスを追いかけた。
「ウラノス……」 「セニカ!黙ってワシを信じてくれ……」
ウラノス……あなたは一体何を知っているの?
「ローシュは、真の勇者の剣でニズゼルファの闇の衣を破るじゃろう」
「え?」
あのどうにもならなかったニズゼルファの闇の衣を破る?
「ワシらはいにしえの記憶を追って勇者の剣を作った。そして邪神を倒したいにしえの勇者が行った雷の力は、ニズゼルファに通用しなかった。」
やっぱりウラノスは覚えているのね……
「ワシは時を遡るオーブを破壊し、このロトゼタシアに戻ってきたのじゃよ」
私はようやく理解した。ウラノスはプワチャット王国の宰相。これはその魔法技術なのね。
「さぁ、今後こそニズゼルファを倒すぞ!」
「わかったわ」
私とウラノスは前を歩くローシュとネルセンに追いつき、再びケトスに乗ってニズゼルファ討伐へ向かった。
天空のフルートとケトスの覚醒
ウラノスが言ったロトゼタシア。そこにはまがまがしい黒い太陽があった。
「ローシュ。セニカに天空のフルートを渡すのじゃ。勇者の星と共に、ケトスを覚醒して黒い太陽の結界を破るぞ」
ウラノスの声にローシュはうなずき、私は天空のフルートを手に取った。
「かつて邪神ニズゼルファを倒した勇者ロトは、ケトスを覚醒して黒い太陽に向かっていた。生まれ変わりのお主らなら、必ず出来るじゃろう」
ウラノスの指示で、私は天空のフルートを奏でる。聖地ラムダを創設した、双賢の姉妹を思い出すように……
そしてケトスの覚醒に成功した。この後、ニズゼルファ討伐後にウラノスが裏切るとも知らずに……
ローシュの最後。そして忘却の塔へ
「ウラノス……なぜ……」
ウラノスはローシュを背後から襲い、闇の力を手に入れて立ち去った。どうしてこんなことに……結局ローシュは、勇者の星になる運命なの?
ローシュは最後の力をふりしぼり、ニズゼルファの肉体を封印した。私は勇者の星を空へ封印し、ロトゼタシアには再び勇者の星が輝く事となった。
これでは、私たちは何1つ成し遂げていない……。
私はネルセンと別れ、クレイモランの古代図書館へケトスで飛んだ。ウラノスは過去へ戻ってきたわ。その方法さえわかれば……
そして私は、ついに過去への道へ戻る方法を得た。忘却の塔にある、時のオーブを破壊する!
でも、それは叶わなかった。記憶が遠ざかる……ローシュ……
不思議な旅人との出会い
気がつくと、目の前には八人の旅人が立っていた。私はローシュと見た大樹の記憶を思い出す。
そっか……彼らがニズゼルファを倒した勇者ロトのパーティだったのね。
私は、勇者ロトから渡された勇者の紋章と勇者の剣・真を手にした。
「私を?あの時に?」
勇者ロトはうなずいた。私は時のオーブを破壊し、再び過去へ戻った。
未来からのメッセージを手に
目覚めた私の役目は、勇者ロトをニズゼルファ討伐の物語へ導く事だった。ローシュに出会って……ううん、これが命の大樹の導き……勇者ロトは、私が過去へ戻る事を望んだわ。
それはきっと、闇の力を手に入れるウラノスを倒す為。未来の勇者ロトは、ニズゼルファ討伐とウラノスを倒す宿命なのかもしれない。
勇者ロト!ウラノスを……止めて!ローシュの為にも、二人の友情を私は守りたい!
そして再び、ニズゼルファの肉体を封印した。今度は勇者ロトへの、メッセージを添えて……。ニズゼルファ。遠き未来へ託す……か……。
「ネルセン」
「どうした?セニカ。もうローシュはいない。俺たちにはどうにもならない」
「聞いて!封印したニズゼルファは、遠き未来に勇者ロトが倒すわ!」
「お前……何を言っている?勇者ロトがニズゼルファを倒したのは過去だ。俺たちは大樹の記憶を見たんだぞ?」
「それは違うわ。おそらく勇者ロトは、時のオーブでいにしえの時代に遡っている。ユグノアにある勇者像は、勇者ロトなのよ」
「まさかな……勇者ロトは未来の人物であり過去の人物でもあると言いたいのか?」
「だから勇者ロトは、私をこの時代に戻したのよ。ウラノスを倒して、もう1つの世界を救う為にね」
「ありえない話だが、セニカを信じるしかないな」
「ありがとう、ネルセン。だからこの勇者の剣は、命の大樹へ戻さなけゃいけない。勇者ロトの為に」
「わかった。俺は何をすればいい?」
「勇者ロトの仲間たちは、私たちの武器や防具を使っていたわ。だからあなたに守って欲しいの。そして鍛冶が出来るようにしてほしい。見たこともない武器や防具も持っていたから、きっとネルセンの鍛冶知識が関係しているわ」
「そうしよう」
すると、イゴルタプ長老が私に神秘の歯車を渡した。
「大樹は全てを知っておる。任せたぞ、セニカ。ウルノーガを止めるのじゃ」
「ウルノーガ……はい」
こうして私は、聖地ラムダに時のおうしゃくと天空のフルートを置いて忘却の塔へ向かった。
いにしえの勇者……いえ、再び時の賢者として、勇者ロトを導く為に……
セニカ編、本当に難しかったです!
なんとなく繋がっているでしょうか?笑
書いてはみましたが、導きの木の映像がおそらく二つに分かれているのでこのようになりました。
セニカが倒れたローシュに抱きつき、次のシーンは古代図書館だと思われます。ですが本編では、セニカ、ネルセン、神の民による勇者の星の打ち上げが挟まっています。
これをなんとかつじつま合わせしたら、ストーリーが逆転しましたよ(笑)
偶然でしたが、魔王ウルノーガ討伐後のエンディングに繋がりました。なので、これはこれで近い考察なのかもしれません。
なにはともあれ、皆さんが楽しんで読んでくれればそれでいいんですけどね!
ではでは、お粗末様でした! セニカ編、シャレにならねー笑